冷蔵庫はどのようにして生まれたのでしょうか? その歴史を簡単にご紹介します。
1930年
国産の冷蔵庫が誕生。もともと冷蔵庫は氷を利用して冷やしていました。日本でも、氷を入れて使用する冷蔵庫が一般的でした。
1933年
日本初の電気冷蔵庫が誕生。芝浦製作所(現在の東芝)が、国産第1号の家庭用冷蔵庫SS-1200を販売しました。内容量125L、重量157kgと、金庫のような大きな冷蔵庫だったようです。
1960年代
冷凍食品が盛んに開発され、需要に合わせて冷凍庫付きの冷蔵庫が発売されました。電気冷蔵庫が普及するまでは、上部に氷を補給することによって物を冷やす冷蔵庫(木製で、機能としては保冷箱に近い)が存在していました。
1970年代
冷蔵庫が当たり前の存在になると、冷凍庫を合体させて冷凍冷蔵庫と呼ばれるようになり、冷凍食品の普及とあいまって急速に普及していきました。
1975年頃
冷蔵庫の普及率がほぼ100%になりました。
1980年代
野菜室、製氷機、チルド室(氷温室)などを備えたりするようになり、各社は他社の製品との差別化を図るようになりました。
2000年代
断熱材の進歩によって冷蔵庫の壁を薄くすることが可能になり、従来の物よりもコンパクトにしつつも大容量を確保したタイプが登場するようになりました。